
社会貢献につながる、
誇りも感じられる仕事です。
鉄道建築 施工管理 I
ジェイアール西日本ビルトはどんな会社ですか?
人付き合いがしやすい会社だと思います。
同じ職場だけではなく他職場でも仲の良い人たちと遊びに行くことも多いですね。
BBQやスノボーをしたり、飲みに行ったりすることもあります。
良い意味で学生の延長的な雰囲気があって、楽しいですよ。
環境面では福利厚生も手厚く、30歳未満というルールはありますが、借り上げ社宅制度があり、賃貸家賃の75%を会社が負担してくれます。私たち社員は25%を出せばよいので、6万円の家賃であれば月々1万5千円出せば住めるわけです。また、借り上げ社宅という風に、社宅と聞くと古くて汚い印象を持つかもしれませんが、最新とは言えないものの、ある程度のグレードのところに住むことができますよ。
年次有給休暇も取りやすいですし、ワークライフバランスがとれ、将来を見据えて長く働ける会社だと思いますね。
高校時代までは普通科でしたが、ふと「建築っていいな」と思い、大学では建築環境デザインを専攻しました。
恥ずかしながら、熱心に勉強に打ち込むタイプではなくキャンパスライフを楽しもうというスタンスであったのですが、卒論のテーマで「駅とデザイン設計」に関する研究を行うこととなり、そこで初めて鉄道建築というものを知ったことが、当社に入社するきっかけになりました。
「この経験をぜひ活かしてみよう」という思いが無事に面接官に届いたようで内定を得られました。人事担当だけではなく、面接官も穏やかで、話も一つひとつ丁寧に聞いてくれたので、不安もなく入社することができました。

担当しているお仕事や、
印象に残った案件について教えてください。
駅に関係する建物や設備の修繕・保守を行うプロジェクトを管理するのが、当社の施工管理ポジションです。
私は「求められるのであれば、どこにでも行きたい」というタイプだったこともあり、入社してから、幾つかの職場にも行かせてもらっています。ずっと施工管理の仕事をしていましたが、同じ工事内容であっても、各配属先で地域や現場の特徴も異なるので、飽きることはなかったですね。
ただ、公共交通インフラの一部になるものを扱うやりがいは、どこの拠点でも共通していました。
きれいになった屋根やペンキを塗り終わった外壁や建物が修繕されて、工事が竣工を迎えた瞬間の達成感はとても大きいです。マンションなどは一度建てたら、その現場にいくことはまずないと思いますが、当社では一度対応した現場に別の工事で行くこともあり、自身が対応したところをお客様にご利用いただいている光景などを見られると、大変感慨深いですね。
働くうえで大変だったことは何ですか?
また、それを乗り越えたお話も聞かせてください。
印象に残っている案件は、防火区画の基盤を整備する工事です。規模に対して、比較的工期が短い工事だったのですが、天井をめくって確認すると、機械や電気の配線がめちゃくちゃで…。当社は建築に特化しているので、機械や電気分野についてはJRのセクションがそれぞれ異なり、各担当者が現場立会のもと配線を確認していただきましたが、ほとんどが不明配線であり、どこの部署の財産であるかが分からず、調整が難しい中で協力会社の協力のもと何とか防火区画を形成できました。駅は複合した技術の結晶でできているため、どこの財産であるかということが明確にならないと、判断もできないので、その点には中々苦慮しましたね。
工期が迫る中、施工ミスを発見し工事が遅延しましたが、協力会社にも極力早く修正できるよう調整してもらったり、JRにも工期のギリギリまで調整していただいたりし、何とか竣工しました。本当にギリギリのタイミングで終わったので、達成感もありましたが、ほっとした気持ちの方が大きかったです。
関係者の皆さんが、技術者としての責任と誇りを持って取り組んでいただけたからこそ、実現できたことではないかと思います。無理を聞いてくださったのも、日頃からコミュニケーションを密に取っていたおかげかと、そのときに改めて思いました。人間関係を大切にしていて良かったですし、これからも大切にしないといけないと技術以外の視点でも大変勉強になる工事でした。

今後、チャレンジしたいことがあれば、ぜひ教えてください。
今は入社して10年目となりますが、新しい職場には来たばかりなので、当面は早く馴染むことが目標ですね。
また、後輩もたくさん入社してきているので、技術的な部分を含めて、知識を引き継いでいきたいとも思っています。
例えば修繕・改修工事の現場は、事前にいただいた図面と実際の現場状況が異なっていることもあります。
施工管理は常に、現状を把握してどう適切に対応すればよいのかを考える必要があります。言わば、アドリブ力を求められるのですよね。
大変に感じるところもありますが、柔軟に対応する面白さやコツをぜひ伝えていきたいですね。

CAREER STEP
1年目
現場に赴き、現場管理に必要な書類を片手に上司や職人に質問をして貪欲に学ぼうとしました。
最初は専門用語も分からない部分も多かったのですが、一つ一つ身についていき、初めて対応したときは分からないところだらけであったところも、二回目だとすごく視野が広がって見えて、成長を実感しながら色々な現場を楽しんでいました。
3年目
工事管理者という駅工事特有の資格を取得したので、駅のホーム上で施工管理ができるようになりました。今まで担当できなかった仕事も任せられるようになったので、「次のランクの仕事へ進んだんだな」と思った年でした。
4年目以降
新しい職場に行くことに。前職場は一つの工事に集中するスタイルでしたが、並行して複数の現場を管理するスタイルとなり、調整力も身に付けていきました。特に現場の知識や対応力には自信があったので、後輩や周囲の皆さんも頼ってくれました。
休日の過ごし方

毎週土日祝が休みで、休日出勤があった場合はその分振替休日を取得できます。
休みの日は、妻と一緒に美味しいごはん屋さんやご当地の食べ物を探しては巡っています。
仕事で技術力を高めつつ、プライベートも充実させられる会社です。今後は様々な職場に行った経験をもとにキャリアアップしていきたいですし、できればマイホームも買いたいと夢を膨らませています。