〈特別企画〉未来事業の話

この先のビルトについて話をしよう。

これからのジェイアール西日本ビルトには何が必要なのか?現在各支店で会社を支える管理者層の4人が集まり、
今の想いや次の世代に伝えたいことなど、会社の未来について語り合いました。

京都支店 副支店長 T.S、福知山支店 支店長 N.H、和歌山支店 専門次長 B.N、営業開発支社 専門次長 M.T 京都支店 副支店長 T.S、福知山支店 支店長 N.H、和歌山支店 専門次長 B.N、営業開発支社 専門次長 M.T

昔と今、変化を続けるジェイアール西日本ビルト。
より高いレベルを目指す会社として日夜成長中。

N.H

私たちが入社したころは、JR出身の社員が多い会社で、とにかく現場をどんどん回していくことに注力していた会社であったように思います。それが、新卒社員を採用し始めたころから、しっかりと教育をしないといけないということもあり、品質面やコスト面にもより力を入れる会社になってきましたよね。

T.S

言われるように私たちが入社したころと比べて、品質やコストなどを全般的により高いレベルを目指す会社に変わってきた印象があります。

N.H

単純に求められるレベルが上がってきたこともあるのでしょうけど、他の建設会社などから経験者採用社員が入社してきたことで、前職で培ってきた経験や考え方が現場の仕事に反映され、必然的にレベルが上がっていった面はあるでしょうね。

B.N

変化というと、私は、入社して直ぐにいきなり夜勤従事があるなど業務も多忙で、なんてハードな会社だと思ったことを覚えています(笑)。でも今では、世の中の基準以上に社員が安心して働くことができるように会社の規程やルールが変わり、より良い会社になっていますよね。これからも世の中の変化に合わせて、柔軟に対応できる会社にどんどん変わっていってもらえればと思います。

M.T

皆さんが話されたように、この10年ぐらいでビルトも大きく変わったと思います。世の中的にもコンプライアンスなどいろいろ厳しくなってきた流れもあり、就業規則も変わって、昨年には建設会社でありながらフレックス制も導入されました。コロナ禍以降、在宅勤務の整理もされていますし、より社員を大事にする会社になってきていますね。

新たな教育施設や現場教育の創意工夫で、
ビルトのDNAを継承していく。

N.H

ビルトの今後の課題の一つとして、“若手社員への技術継承”があると思っています。

T.S

例えば、「この駅のホームの端で足場を組んだら上に高圧線があるから危ないぞ」などの現場での運営や危機管理のノウハウをベテランの社員はたくさん身につけていますが、いずれは引退していきますし、そのときに細かな知識や技術まではなかなか引き継げてないと感じますね。

N.H

そういう意味では、現在中期経営計画でも記載されている新しい教育施設は、若手社員への教育に対する明るい兆しですよね。現在のビルト・トレーニング・センター※より、さらに専門的な教育ができる環境が整うと考えています。

※西九条駅にあるビルトの研修施設

T.S

新入社員が各支店に配属された後の教育は基本的にOJTで行われますが、それだけでは、内勤も重視する人と現場主義の人などでOJTの仕方が指導社員によって異なるので、統一感が十分ではないかもしれませんね。新しい教育施設ができたら、いろいろな工種の現場作業内容のイメージがより一層湧きやすくなると思いますし、いいですよね。とはいえ配属後の指導にももっと工夫が必要ではないかと考えています。

B.N

配属先の指導という点では、私の職場ではチームフォローミーティング※のときに、現場写真だけでなく動画も撮ってきてもらうようにしています。そうすれば若い社員たちも動画を見て、より視覚的に学ぶことができるので。私は常々、若手社員には課題があっても自分の頭で考え、自分の力で推進できるようになってほしいと思っているのですが、必ずしも十分とは言えない現場経験を補うためにも、写真より動画から得られるものが多いので、そういうのを取り入れて教育の機会にしていますね。

※動いている案件について、現場担当以外の社員も加わり、工事の進め方や安全確保についてゼロベースで意見交換をおこなうミーティング。各支店・支社でおこなわれており、新人教育の場にもなっている。

ジェイアール西日本ビルトの未来へ向けて。
リーダーたちのミッションと期待と。

N.H

私もビルトへは経験者採用枠で入社して、最初は工事担当者というプレーヤーの立ち位置でしたが、今では支店長の役職をいただいています。昔は、JR出身の方が主に支店長などの重責を担われていましたが、数年前から私たちのような経験者採用社員も支店長のポジションで仕事をさせていただくようになりました。そういった姿を今の若若手社員たちに見ていただいて、自分たちも頑張れば支店長になれるのだという道しるべになれたらと考えていますし、そういった次のリーダーを育てていくことを今後の目標としています。

B.N

若い社員たちに期待するのは、新しいアイデアをどんどん出してくださいということです。私たちのような凝り固まった頭じゃなく(笑)、柔軟な頭でいろいろ気づき、相談や提案してもらい、ビルトを一緒により良く変えていければうれしく思います。きちんと仕事ができるなら、方法はなんだっていいのだから、時間を上手く使って、自分の時間を大切にすることと仕事の役割を果たすことの両立を目指していってほしいですね。

M.T

私としては、ビルトの若手には設計やデザイン、工事の楽しさを知り、ものをつくっていく楽しさを味わってもらいたいですし、お客様に喜んでもらえることの喜びをもっと感じてほしいです。そして、自らより良い提案ができる社員に育っていってもらえたらと思いますので、諸先輩方と一緒にそういう楽しさを発信していきたいと思います。

T.S

私ももう50歳ですが、自分が辞めるころには今の若手たちが会社の主体となっていけるように自分の知識や経験を伝えていきたいし、どれだけ育ったかを見届けたいというのが目標かな。私が入社してからビルトはずいぶん変わりましたが、ビルトって、いい意味でまだまだ成長途中の会社なので、もっと変われると思うんです。これから10年、15年で、また全然違う会社になっていくと考えたら楽しみですね。

ジェイアール西日本ビルトを支えてきたリーダーから
未来のビルトを担う君たちへ。

N.H

ビルトはこの30年で大きく成長してきましたが、これは退職された方も含めた全社員の安全、そして品質への意識と、多大な頑張りがあったからこそだと思います。今後の若い方々に、10年後、20年後へ向けてもっと会社を大きく、もっといい会社にしていただけたらなと思っています。

B.N

これからも社会の変化に合わせて、どんどん変わっていかなければならない時代になってきているので、今後のビルトを担う若い方たちには大いに期待しています。

M.T

私が入社したときから考えると本当に会社も成長していますし、いろいろなことが変わっていき、他の建設会社を経験してきた経験者採用の社員たちに聞いても、ビルトは社員も家族も大事にする会社であるし、福利厚生面なども充実していて、とても働きやすい会社だと言っています。この会社はみんなで作り上げていく会社なので、まだまだ良くしていくことができますし、それに向けて私もいろいろ尽力していきたいと思っています。

T.S

ビルトは会社としても、社員やその家族、協力会社に対して社長自らがいろんな場所でメッセージを発信していますし、企業理念でも社員や仲間を大切にする会社であることが謳われています。これからビルトを目指す人たちへ伝えたいのは、ビルトはそうやって人を大切にしてきた会社だということ。もし入社して課題を感じても、職場の中で声を上げてもいいし、上司や先輩、同期や後輩とも相談していいと思います。改善する方法も自由に提案できる会社だと考えるので、自分たちが楽しく仕事をできる環境を自分たちの手で作っていってほしいと思います。