安全に対する取り組み
安全目標
中期経営計画2027において、2027年度時点における5年間累計の安全目標を定めています。
- 第三者が死傷する事故:累計0件
- 死亡に至る労働災害:累計0件
- 工事等に起因する輸送障害:累計0件
- 工事等に起因する重大な営業支援※:累計0件
駅、店舗等において、休業を伴う営業補償が生じた事故・事象

休むことのない鉄道運行の環境下で、鉄道を利用されるお客様の安全、鉄道の安全輸送、現場の安全作業環境を確保するため実践してきたノウハウを結集した「安全の要」により、安全技術のビルトメソッドとして組織で共有し実践しています。
安全の誓い
社員一人一人が、関係する仲間と連携しながら、工事等に起因した重大な事故を防ぐために、「安全」は常に最優先すべき価値観と考え、 "安全な現場づくり"に日々全力で取り組んでいます。
わたしは、お客様の死傷事故を防止するとともに、触車・墜落・感電をはじめとする労働災害から仲間を守るため、安全な現場づくりに全力で取り組むことを誓います。
- 安全確保のために、自己研鑽に努めます。
- 安全確保に最も大切な、基本動作を実行します。
- 全員が一致協力し、安全を確保します。
- 判断に迷ったときは、安全を確保し作業を中止します。
- 事故が発生したときは、人命救護を最優先にします。
安全の取り組み

当社は、JR西日本グループ企業の一員として、「運輸事業者における安全管理の進め方に関するガイドライン」に沿って「安全マネジメントシステム」を構築し、PDCAサイクルによる継続的な改善を図り、重大事故の未然防止の実現に向けて取組んでいます。
工事等に起因する重大事故等の防止を目指し、施工に至る各段階での"施工検討会・チームフォローミーティング・ひとりKY"において、リスクアセスメントを実施し、ヒューマンファクターを考慮した質の高いリスクアセスメントを実施することにより、効果的なリスク低減策の立案と実行に努めています。

着工準備会
施工計画段階 施工検討会
施工計画段階で想定されるリスクの抽出と低減策を検討し、低減策の実行に対する課題解決と約束事(作業手順等)を定める。

作業前点呼
現場着手前 チームフォローミーティング
当日従事する工事担当が職場の管理監督者層や同僚とともに現場に存在するリスクを議論し、対策を検討する。

作業
作業当日 ひとりKY
当日の作業の危険ポイントと行動目標を定め、指差し呼称により集中力・意識を高める。
安全を守り高める技術

鉄道固有の技術が体得できる研修施設
鉄道建築物の工事・検査・設計の技術力向上と技術継承を目的に、JR西日本の安全基準に沿った施工技術を習得するため、踏切、駅ホーム、駅設備を備えた研修施設を整備して、鉄道における施工管理、検査等の実習や鉄道事故の異常時対処方法などを学ぶことができます。

屋根上作業体験コーナー
屋根の上など高所作業をする場合、当社では安全帯の2丁掛けを徹底しています。安全帯を掛け替えるとき、どうすれば安全に行えるかなどを学ぶことができます。

ホーム上作業実習コーナー
(列車スピード実体験コーナー)
駅のホームでの安全確認や、検査などの実習に利用されます。営業用列車の走行スピードが体感できる設備も備えています。

踏切設備
実際の踏切設備により、踏切内に車などが閉じ込められたときに作動する、踏切障害物検知装置の作動体験が可能です。

旅客トイレ衛生設備研修コーナー
JR西日本のトイレは、寸法や仕様などが細かく決まっています。様々な人が利用する駅トイレの設備や機能を知ることができます。

出改札機器まわり納まり寸法体験
自動改札機や自動券売機が駅にどのように納まっているかなどをはじめ、出改札機器周りの設計・工事に役立つ知識が身に付きます。